カラダほぐしヨガは全身の筋肉を覆っている筋膜をほぐすレッスンです。筋膜と筋肉の間には、血液やリンパなどが通っていますが、ストレスや、長時間同じ姿勢でいることで筋膜が筋肉にくっついてしまい、血液やリンパの流れが滞ってしまうそうです。
そこで、このレッスンではギムニクボールというトゲトゲのついた柔らかいボールを使って全身の筋膜をほぐしていきます。
まずは手足をギムニクボールで軽くタッピングして刺激し、筋膜を筋肉からはがれやすくします。
次にお尻の坐骨の下にギムニクボールを置いて、坐骨周辺の筋肉をほぐします。
正座の状態で膝の裏にギムニクボールを入れてほぐすと、下半身のむくみに効果的だそうです。
仙骨の刺激は腰痛や肩こりにも効きます。
肩甲骨の下は、巻き肩や猫背で肋骨が閉まっている場合は、呼吸が浅くなりがちですが、それを改善することができます。
後頭部(鼻の後ろ側)の刺激は目のコリにも効きます。
大転子を刺激すると痛い人は、足の付け根が内側に向いている可能性があります。
腸骨筋が凝っていると膝が痛くなることがあります。
内ももの筋肉(大腰筋)をほぐすと骨盤の前傾に効果的です。大腰筋は階段を登ったりするときに使う足を上げる筋肉です。
お尻を傾けて、お尻のほっぺの筋肉をほぐすと開脚もやりやすくなるそうです。
立ってボールを踏み潰しながら行う足裏のマッサージは外反母趾や小指の寝指に効果的です。ヨガラグの上でボールをぐりぐり踏むので、お気に入りのラグではない方が思う存分できます。ラバのラグは毛羽立ったりはしなかったので大丈夫ですが、足マッサージ中によくヨレます。
筋膜は頭から足先まで繋がっているので、足先をほぐすと頭もほぐれます。
立ちポーズは最後の方の10分程で、ほとんど座った状態か寝そべっている状態で、ゆったりしたレッスンです。強度は1.5で、消費カロリーは77kcalでした。
ただ、大転子や前もものボールによるマッサージは人によってはとても痛くて、つらいかもしれません。苦しくない程度に手の位置を調整してマッサージの力の加減をしても大丈夫です。痛いところを重点的にマッサージすると、よりほぐれるそうです。
痛い分だけ体がほぐれた感じで、全身スッキリするお気に入りのレッスンです。気に入りすぎて、家でも筋膜リリースができるようにギムニクボールを購入しました。